神戸学習支援協議会 設立にあたって

昨今「子どもの貧困」という言葉が注目されるようになっていますが、厚生労働省などによると、生活保護世帯の子どもの2015年度の大学進学率は19.0%で全世帯平均(51.8%)より約30%も低く、専門学校などを含めた進学率も33.1%と、全世帯平均の半分以下にとどまっています。一方、高校卒業後の就職率は44.3%と全世帯平均の2.5倍、高校などへの進学率も、93.3%と約5%低く、中退率も高い状況となっています。


また、子どもの貧困が経済に与える影響を試算した社会的損失推計レポート(日本財団対策チーム)が話題になっていますが、学習支援の現場からは、家庭の経済事情等で教育サービスが異なるという不公正な社会、制度における課題が大きいという声が上がっています。

私たちは、このような社会情勢において、近年徐々に増えてきた神戸市内外の「学習支援活動団体」間の互いのノウハウや情報を共有することを目的として、「神戸学習支援協議会」を設立しようとするものであります。

2018年10月13日
【発起人一同】
神戸市職員有志(神戸みらい学習室)
特定非営利活動法人 こうべユースネット
特定非営利活動法人 女性と子ども支援センター(WACCA)
特定非営利活動法人 阪神つばめ学習会
特定非営利活動法人 兵庫子ども支援団体
特定非営利活動法人 ブレーンヒューマニティ
特例認定特定非営利活動法人 まなびと


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